フェルスタッペンがF1総合連覇 ホンダお膝元の日本でタイトル「特別だ」
「F1日本GP・決勝」(9日、鈴鹿サーキット)
約2時間の降雨中断でレースは53周から28周に短縮。ポールポジションから今季12勝目、通算32勝目を挙げたマックス・フェルスタッペン(25)=オランダ、レッドブル=が2年連続2度目の年間総合王者を決めた。
昨年までタッグを組んでいたホンダのお膝元で、レッドブルのフェルスタッペンが総合2連覇を決めた。思い入れのある日本でタイトルを確定させ「信じられない。ホンダや日本のファンの前で決められるなんて特別だ」と喜びを表現した。
レース再開後は独り旅を続け、後続に20秒以上の差をつける圧勝だった。総合優勝を争うルクレールが2番手でゴールしたが、最終周でコーナーをショートカットしたとして3位に降格。連覇が転がり込み「驚きも入り交じっている」と正直な心境を口にした。
昨季は最終戦まで決着がもつれたが、今季は18戦で12勝の独走。ホンダの子会社が製造を担うパワーユニットが強さを支える。フェルスタッペンは「これほど完璧な状況はないだろう」と語った。