本田真凜「もっとできる」転倒、回転不足続き8位で東日本進出「呼吸も練習と違った」

 フリーの演技でフィニッシュを決める本田真凜(撮影・堀内翔)
 本田真凜のフリーの演技(撮影・堀内翔)
 本田真凜のフリーの演技(撮影・堀内翔)
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 「フィギュアスケート・東京選手権」(2日、ダイドードリンコアイスアリーナ)

 女子フリーが行われ、SP7位の16年世界ジュニア女王の本田真凜(21)=JAL=は、フリー88・01点、合計138・54点で8位となり、上位21人に入り、11月の東日本選手権(群馬)進出が決まった。8年連続の全日本選手権出場権獲得に望みをつないだ。

 ワインレッドの衣装でフリー「ムーラン・ルージュ」に臨み、冒頭の3回転ループからの3連続ジャンプを着氷。ただ、その後は転倒や回転不足のジャンプがあり、SPよりも順位を落とした。「う~ん、やっぱり試合というのは何年やってても緊張する」と苦笑いしつつ「無事に次に進めたので良かった」と、胸をなで下ろした。

 フリーは久々に新しく作ったプログラムという「ムーラン・ルージュ」だったが、「良くなかった。最初、出だしは練習通りいったなと思ったんですけど、失敗した後に“どうしよう”となってしまうのが、良くないところだなと改めて思いました。呼吸の仕方も練習とは違う。ちょっと息を吸ってしまうというのが分かった。落ち着いて演技することが大事だなと思った」と、反省。振付師の宮本賢二氏に作ってもらった新フリーについて「『すごく始まった時に鳥肌立つぐらいきらきらしていてよかったよ』と、おっしゃっていただけたんですけど、『もっとできるんです』と話した。練習の状態とかすごく良くて、ちょっとしたタイミングとか呼吸の仕方、あと少しのズレの修正で、ガラっと良くなるところまできている。もっとできる、というのを東日本ではお見せできるようにしたい」と、強調した。

 11月の東日本選手権は12月の全日本選手権(大阪)の最終予選を兼ねており、シード選手、免除選手を除く8人が全日本切符を掴む。「1番の目標は全日本。その一歩として通過できてよかった。東日本はもっともっと気楽に臨めるようにしていきたい」と、見据えた。

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