山沢、松田、田村、李…し烈な日本代表SO争い ジョセフHC「全員にチャンスがある」

 2023年9月8日のラグビーW杯フランス大会開幕まであと1年となった。日本代表においてチームの心臓とも言えるSOはし烈な定位置争いが繰り広げられている。

 ファンタジスタの山沢拓也(27)=埼玉=は6月25日のウルグアイ戦に先発して勝利に導いた。

 昨秋のテストマッチで最も出場機会を得ていた松田力也(28)=埼玉=は負傷が長引く。年内は招集されない見込みだが「ゲームタイムを含めて多く出たい」と19年大会では田村優(33)=横浜=の控えに甘んじ、スタメン出場へのこだわりは強い。その田村も一度は代表を外れたものの、今秋の候補メンバーに招集された。

 今夏のテストマッチで3キャップを獲得した神戸の若き司令塔・SO李承信(21)は「現状は3人には及ばない」と立ち位置を自覚する中で「ボールキャリーやランのところは強み」と自信をのぞかせた。

 ジョセフHCも「全員にチャンスがある」と競争を促している。

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