ロコ・ソラーレが準決勝で敗れる 世界ジュニア選手権金メンバー2人の大学選抜に苦戦

 プレーする(手前右から)ロコ・ソラーレの藤沢五月、吉田知那美、(奥の右から)大学選抜の上野美優、山本冴(C)AGCC2022
 試合を行う藤沢五月(C)AGCC2022
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 「カーリング・アルゴグラフィックス・カップ」(4日、アルゴグラフィックス北見カーリングホール)

 準決勝が行われ、北京五輪銀メダルのロコ・ソラーレが、大学選抜に3-5で敗れ、同日14時40分からの3位決定戦に回った。

 終始苦しい展開だった。第1エンド、第2エンドは互いに点が入らないブランクエンド。第3エンドで大学選抜が有利な後攻で一挙2点を獲得すると、ロコ・ソラーレは第4エンドで1点に抑えられ、1-2で前半を終えた。

 後半の第5エンドでロコ・ソラーレは1点をスチールしたが、第6エンドで大学選抜に再び2点を許した。有利な後攻で迎えた第7エンドも難しいショットを強いられ、1点に抑えられた。最終第8エンドでは不利な先攻でスチールを狙ったが、大学選抜に1点を許し、逆転勝利を逃した。

 大学選抜には、5月の世界ジュニア選手権で金メダルを獲得したSC軽井沢ジュニアの上野美優、山本冴がメンバーに入っていた。ロコ・ソラーレのリザーブの石崎琴美は「今まで大学選抜のチームとはやったことがなかった。事前情報があまりなかったので、どちらかというと前半相手に合わせてしまった。シンプルな展開に持っていった分、後半追いつくのが難しかった」と敗因を挙げた。

 ロコ・ソラーレは北京五輪で銀メダルを獲得した昨季を終え、今大会が今季初戦。オフシーズンの7月末には、吉田知が全日本スキー連盟のアルペンスキーコーチを務める河野恭介氏と結婚するなど吉報もあった。

 3位決定戦の相手は、ロコ・ソラーレの育成チームで、本橋麻里率いる“妹分”のロコ・ステラ。予選では勝利した相手だが、石崎は「シーズンの入りなので、まずはいかに基礎的な部分のショットを決めていくか。そういう所を思い出していければ」と切り替えた。

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