入江聖奈が東京農工大大学院に合格、カエルの研究者目指しボクシングは引退へ

 昨年の東京五輪のボクシング女子フェザー級で金メダルを獲得した入江聖奈(21)=日体大=が2日、国立の東京農工大大学院に合格したことが明らかになった。入江は日体大体育学部に在籍しているが、カエルなど生物研究の道を希望し、8月末に東京農工大を受験していた。大学卒業と同時に競技を引退する意向を示している。

 今年6月の日本ボクシング連盟の表彰式では「カエルのために生きてカエルのために死ぬ人生へ、努力して参ります!」と話していた。専門外の分野の受験を決めてからは、主将を務める大学ボクシング部の活動とともに、一日4時間ほどを勉強時間にあて、専門書を読みあさった。また、連盟からの報奨金100万円も「博士(過程)も考えて学費がかかる」などと話していた。

 11月の全日本選手権(東京)が現役最後の試合となる方向で、その後はグローブをつるして研究者を目指す。引退の決断については「研究もボクシングも甘くない。私は不器用なので、スパッとやめるのが美学」と説明していた。念願の大学院では、大好きなカエルの研究で“金メダル”を目指す。

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