【ニューヨーク共同】米プロバスケットボールNBAのセルティックスで黄金時代を築いた名手で、黒人への差別とも闘ったビル・ラッセル氏が死去したと7月31日、NBAなどが発表した。88歳、死因などは不明。
名センターだったラッセル氏は1956年メルボルン五輪で米国代表として金メダルを獲得。56~57年シーズンにセルティックスでデビューしてチームを8連覇含めて11度の優勝に導き、最優秀選手(MVP)に5度輝いた。黒人として米主要スポーツで初めて監督を務めた。
黒人の地位向上を目指す公民権運動に関わり、2011年には「大統領自由勲章」を授与された。