一山本、兄弟子・松鳳山引退に「ちょっと不安」も白星発進 まずは「八山本」目標
「大相撲名古屋場所・初日」(10日、ドルフィンズアリーナ)
一山本(28)=放駒=がくせ者・翠富士(伊勢ケ浜)を突き出して白星スタート。この日の朝、師匠の放駒親方(元関脇玉乃島)からもらった「全力じゃなく相手をよく見るのも大事」との助言通り、最後まで突いて仕留めた。
部屋では兄弟子の松鳳山が場所前に引退。「経験豊富だった。取組前に朝にアドバイスをもらっていたし、なくなるとちょっと不安。でも引退されたので、そこを克服していけばいい」と、新たな出発となった。
今場所は会場入り口に七夕が飾られている。一山本は短冊に「八山本」と書いた。ネットなどで勝ち星を重ねるごとに、二山本、三山本と増えていくのがファンにはおなじみ。「先を見るんじゃなく、勝ち越しを目標。暑さに負けずに頑張ります」と、北海道出身唯一の幕内力士が猛暑の15日間に意気込んだ。



