飛び込み・三上、金戸組 コーチ命名“さやりんペア”でパリ五輪「一番上目指す」

 飛び込みの日本選手団が5日、世界選手権(ブダペスト)を終えて成田空港に帰国した。女子シンクロ板飛び込みで、史上初の銀メダルに輝いた三上紗也可(日体大)、金戸凜(セントラルスポーツ)組は「実感はなかったが、こうやって注目していただけてメダルを獲ったんだなと実感した」(金戸)。三上も「たくさんの記者に囲まれるのは初めて、すごいことなんだと思った」と喜んだ。

 ペアを結成してわずか半年。金戸は「国際審判員でどこまで点が出るのか分からなかった」とペアとして初の世界選手権に不安もあったというが、大会では息ピッタリの同調性を披露。2人が特に「良かった」と話す3本目の405B「後ろ踏み切り前宙返り2回転半えび型」では、72・00の高得点をマークした。

 大会中に安田千万樹(ちまき)ヘッドコーチから“さやりんペア”と命名されたと、取材中に照れくさそうに明かした三上、金戸組。金戸が「もっともっとうまくならないと」と気を引き締めれば、三上も「パリ五輪メダルを目指して結成したペア。今はスタート地点で、ここから飛躍できるように。一番上を目指す」と24年パリ五輪へ向けて意気込みを語った。

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