卓球協会、強化トップに初の女性 前女子監督の馬場美香氏「1つでも多くメダルを」

 日本卓球協会は19日、都内で評議員会と理事会を開催し、役員改選を行った。強化本部長だった宮崎義仁氏は専務理事に就任。また、強化本部長の後任として、東京五輪まで女子日本代表監督を務めた馬場美香氏(56)が新たに就任する。

 馬場氏は現役時代、88年ソウル、92年バルセロナ五輪に出場し、全日本選手権では女子史上最多の7度の優勝を誇るパイオニア。16年に日本女子代表監督に就任し、東京五輪では混合ダブルス金メダル、女子団体銀メダル、シングルスでは伊藤美誠の銅メダルを導いた。監督退任後は、4月からJOCエリートアカデミー総監督に就任していた。

 24年パリ五輪に向けて、女性としては初めて強化のトップに就く馬場氏は「男女両監督とコミュニケーションを取り、世界選手権、五輪で1つでも多くメダルを取れるように強化を進めていきたい。ホープス、ジュニアを継続的に強化して、世界のトップを目指せる選手育成を進めたい。強化をやりやすいようにサポートするのが一番」と抱負を語った。

 これまで強化本部長を務めてきた宮崎氏は「ご存じの通り、東京五輪では馬場さんを中心に(監督として)大活躍された」と、馬場氏の緻密な計画性などを評価。「馬場体制で新たしい強化体制がスタートする。私は(これまでは)強化以外でできなかった、自分が思っているような卓球界を構築できるようにしっかりやっていきたい。強化の方は安心して馬場さんにお任せしたい」と述べた。

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