トヨタ 日本メーカー初のルマン5連覇 28歳・平川が日本人5人目のVドライバーに
「自動車・ルマン24時間」(12日、サルテ・サーキット)
自動車の世界三大レースの一つとされるフランス伝統の耐久レースで、トヨタが日本メーカー初の5連覇を達成した。ポールポジションから出た8号車が優勝。平川亮(28)はルマン初制覇で、日本人5人目の優勝ドライバーとなった。小林可夢偉(35)らの7号車が2位に入った。
平川らの8号車が優勝してトヨタが5連覇を果たした。平川は「難しい判断をしなければいけない場面もあったが、全部正しくできた。チーム全体としてもミスがなかったので良かった」と胸を張った。
過去に下部でのルマン出場はあったが、最高峰クラスには今回が初参戦。日本人としては、前回覇者で今季からチーム代表も兼ねる小林可夢偉に続き5人目の優勝ドライバーとなった。レース後「1週間、しっかりと眠ることができなかった」と打ち明けた平川。極度の緊張を乗り越え、頂点に立った。
8号車は順調に周回を重ねた。世界三大レースの一つと称されるルマン24時間の栄冠を手にした28歳は「できるだけ多く、ルマンでの優勝を重ねたい」と力を込めた。