日本経済大 悲願初Vへ好発進 203センチのコンゴ共和国出身アリが16得点の活躍

 「デイリー主催・西日本学生バスケット・男子1回戦、日本経済大78-66神戸医療未来大」(5日、東和薬品ラクタブドーム)

 コロナ禍の影響で3年ぶりの開催を迎え、男子1回戦9試合が行われた。全九州春季選手権を制した日本経済大は同系列の神戸医療未来大を78-66で制し、悲願の初優勝へ好発進。元日本代表の宇田康利監督(36)が指揮する岡山商大は大阪工大を83-67で下した。6日は男子1回戦29試合がエディオンアリーナ大阪など、女子1回戦16試合が丸善インテックアリーナ大阪で行われる。

 203センチ、102キロの肉体が縦横無尽にコートを駆け巡った。コンゴ共和国出身のセンター、キエキエトピー・アリ(2年)が、チーム最多16得点で初戦突破に貢献した。

 コロナ禍で自身初の西日本。初戦の相手は系列校で春夏に練習試合を行う間柄だ。手の内を知る同士が接戦となる中、「1回戦をしっかりと戦えば2回戦につながると思った」とゴール下でも献身的にプレーした。

 「勉強とバスケットのために」と単身来日し、福岡第一高へ入学。「最初は日本語が話せず一人で寂しかった」と振り返るが、今は流ちょうな日本語で「日本人の友達がたくさんできた」と言い、「卒業したらプロになりたい」と夢を語る。

 春の九州選手権を制した自信を胸に「一生懸命に頑張れば優勝できると思う」とアリ。初の頂点へチームをけん引する。

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