和歌山県新宮市で27日、自転車ロードレースの国際大会「ツール・ド・熊野」が2019年以来3年ぶりに開幕した。29日までの3日間、紀伊半島南部の山間部や海岸線を走る計322・8キロのコースでタイムを競う。新型コロナ禍で20、21年は中止された。
国際自転車競技連合(UCI)の公認レース。国内17チーム、米国1チームの計18チームがエントリーした。和歌山県の「キナンレーシングチーム」や栃木県の「宇都宮ブリッツェン」などが出場する。
大会の下沢友紀雄事務局長は「3年ぶりでうれしい。コロナ禍の厳しい状況だが、地域の協力で開催できた。感謝している」と話した。