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御嶽海“行司の尻借り星” 伊之助に衝突!体勢立て直し押し出し

 高安(左)との取り組み最中に行司にぶつかる御嶽海(撮影・棚橋慶太)
 御嶽海(中央)にぶつかり、土俵下に落ちる行司(撮影・棚橋慶太)
 高安(右)を押し出しで破った御嶽海(撮影・棚橋慶太)
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 「大相撲夏場所・初日」(8日、両国国技館)

 大関御嶽海(29)=出羽海=が平幕高安を押し出し、白星発進した。1横綱2大関が敗れる波乱の初日に大関以上でただ一人、面目を保った。横綱照ノ富士は小結大栄翔に押し出され、2場所連続で不覚を取った。大関貴景勝(常盤山)は琴ノ若(佐渡ケ獄)に、大関正代(時津風)は霧馬山(陸奥)に、それぞれ苦杯をなめた。先場所優勝の若隆景(荒汐)は北勝富士(八角)を寄り切り、好スタートを切った。

 使えるものは何でも利用して、御嶽海が激しい相撲を制した。先場所12勝を挙げて優勝決定戦にも進んだ高安との対戦。左差し、右おっつけで頭をつけたところから引いてしまい、相手の出足を一気に受けたが、後退したお尻が行司の式守伊之助にドスン。土俵下に飛ばされた伊之助を尻目に体勢を立て直し、最後は体を預けるように押し出した。

 今場所の観客上限は約87パーセントの9265人まで緩和。行司まで巻き込んだめまぐるしい一番には、詰めかけたファンも拍手喝采。場内を大いに沸かせた大関は「体が動いて最後、力が出たのでよかった。体の状態も悪くない」とうなずくと、戻った大観衆に「うれしいですね。迫力があるので、こっちも取組しがいがある」と喜んだ。

 先場所後には、母・マルガリータさんとバラエティー番組で初共演。「楽しかったですよ。お母さんも喜んでました」と親孝行した。この日は母の日。例年は花やハンカチを贈る。「今の自分があるのも、お母さん、お父さんのおかげ。感謝しかない」という大切な人に勝利をプレゼント。「いい白星だったと思います。帰ってから(メッセージを)送ります」と優しい息子の顔を見せた。

 これまで8勝20敗だった苦手を退けるスタート。「やりにくい相手に初日から勝てたのはうれしい。気持ちよく明日も臨める」と話す声も力強い。荒れる夏場所の気配に飲まれることなく、2場所ぶりの賜杯に進んでいく。

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