陸上でカメラクルーがコースに出て選手がコードに引っ掛かる事故 所属「再発防止を」

 10000m決勝を走る駒大・田沢廉(左)と旭化成・相沢晃(撮影・伊藤笙子)
 男子10000m決勝の表彰式に参加した(左から)Honda・伊藤達彦、旭化成・相澤晃、旭化成・市田孝=国立競技場(撮影・伊藤笙子)
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 「陸上・日本選手権」(7日、国立競技場)

 世界選手権(7月、米オレゴン州)の代表選考会を兼ねて行われた男子1万メートルで、アクシデントがあった。

 優勝した相沢晃ら上位選手のゴール後、レースが終わっていないにも関わらず、撮影しようとしたカメラマンがトラックの内側からコース上に出てきてしまい、周回遅れだった三田真司(サンベルクス)がコードに引っ掛かってバランスを崩す場面が。選手はその後、走り続けたが、危険なシーンだった。

 同シーンは当初、日本陸連のツイッターが投稿した動画にも映っていたが、その後削除された。

 サンベルク陸上競技部はレース後、ツイッターを更新。「日本選手権のレース中、報道の方のカメラコードが三田選手の走路に出てきました。多くの方からご心配のご連絡を頂いております。ありがとうございます。選手を守るため再発防止を訴えるとともに、救急で検査に来ています。今後に影響ない事を祈るだけです」と説明した。

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