銀のリオ侍 飯塚翔太30歳 200m地元V「初優勝みたい」 パリ五輪視界「もちろん」

 「陸上・静岡国際」(3日、エコパスタジアム)

 男子200メートルは、16年リオ五輪男子400メートルリレー銀メダルの飯塚翔太(30)=ミズノ=が20秒34(向かい風0・4メートル)で優勝した。100メートル東京五輪代表の小池祐貴(26)=住友電工=は20秒46で4位だった。

 残り30メートル。終盤で先頭を捉えると、鮮やかに追い抜きゴールした。地元静岡で優勝した30歳の飯塚は「初優勝みたい」と照れ笑い。圧巻のレース内容に「自分の良さが出た」とうなずいた。

 再出発のレースだった。16年リオ五輪400メートルリレーの銀メダルメンバーでありながら昨夏の東京五輪では同種目で出場を逃し、200メートルも予選敗退。「本当に悔しかった。リレーも応援するだけ」と振り返った。

 右足の違和感もあり、五輪後は昨年9月まで練習を中断。だがその間、自身の走りを見つめ直し「手足のリズムを合わせる」ことが課題だと分かった。今大会は、そのタイミングを合わせられたことが優勝につながった。

 今季は7月の世界選手権(米オレゴン)の200メートルでの決勝進出を目指し、リレーでの代表入りも狙う。「自己ベスト(20秒11)も更新したい」と目標は大きく描き、24年パリ五輪についても「もちろん、行ける所まで行きます」と力強く宣言。4度目の夢舞台へ、ベテランが再び走り出した。

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