大相撲の小結豊昇龍（立浪）が１日、報道陣の電話取材に応じ、夏場所（５月８日初日、両国国技館）に向けた意気込みを語った。

　新小結の先場所は８勝７敗と勝ち越し。学んだことや収穫を「いろいろ。全部」と振り返り「やっぱり自分を信じていけばいいんじゃないのかな」と自信もついた。

　そんな場所では、関脇若隆景の初優勝にも刺激を受けた。幕下時代に荒汐部屋の合宿に参加するなど「仲いいので。若い衆の時から」という間柄。優勝を「すごいなと思いました」と認めつつ「すごく悔しかったですね」と、素直にライバル心も明かした。

　この日は稽古休みだったが、７０番近く相撲を取った日もあるなど、調整は順調。「三役２場所目だし、まずはケガせずに勝ち越し目指して頑張りたい。勝ち越せば次の目標が出てくるので」と足元を見据えて活躍を誓った。