埼玉逆転で12連勝 PO決定 坂手「前半から楽なゲームはない」ラグビーリーグワン

 試合後の記者会見に出席した(左から)埼玉のディラン・ライリー、ロビー・ディーンズHC、坂手淳史
 後半、モールを押し込み、トライを決める埼玉・坂手(2)
 埼玉に敗れ、あいさつに向かう横浜フィフティーン
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 「ラグビー・リーグワン、横浜24-33埼玉」(23日、日産スタジアム)

 埼玉が逆転で12連勝を飾り、上位4チームよる優勝をかけて戦うプレーオフ進出を決めた。ロビー・ディーンズヘッドコーチ(HC)は「プレーオフについて今日の試合で勝利して決めることはチームとして大事にしていた。勝ってうれしく思う」と喜びを語った。

 立ち上がりは自陣でのプレーが続き苦しんだ。開始3分、9分には連続トライを奪われた。前半は反撃に出られずノートライに抑えられ、3-17とリードを許して折り返した。

 後半6分にはフッカー堀江翔太、プロップのクレイグ・ミラー、ヴァル・アサエリ愛を同時投入。その直後の7分にWTBマリカ・コロインベテがトライを奪い流れを引き寄せた。14-17の同15分には相手ボールのスクラムを押し返し、抜け出したCTBディラン・ライリーが逆転トライを決めた。

 同29分にはラインアウトからモールを作り主将のフッカー坂手淳史がトライ。同39分には再びライリーが今季11トライ目で完全に試合を決めた。後半だけで30点を奪い、33-24で勝ちきった。

 逆転勝ちはこれで今季5試合目。ディーンズHCは「前半の時間帯というのが試合の中ではもっとも難しい時間帯。前半の選手たちが難しい時に相手のエナジーを吸い取ってくれる働きがあるおかげ」とスタメンを評価。坂手は「前半は受けに回ってしまった」と振り返りつつ、「前半から楽なゲームはない。これまでも負けてもおかしくないゲームはあった。そこで勝ちきるのは全員の役割を最終的に果たした結果」と後半の強さに胸を張った。

 埼玉はトップリーグ時代の2020年1月12日のクボタ戦(現東京ベイ)からの連続無敗試合を29(28勝1分け)に伸ばした。今季残り2節では現在勝ち点1差で一つ上の2位につける東京ベイとの直接対決も残しており自力で順位を上げる可能性もあるが、坂手は「まだ修正しなければいけないところもある」と気を引き締めた。

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