高木美帆、現役続行を明言「スケートをやりたいと思った」4年後五輪は「分からない」

 日本記者クラブの会見で北京五輪を振り返る高木美帆(撮影・出月俊成)
 会見中に笑顔を見せる高木美帆(撮影・出月俊成)
 姉・奈那からもらったイヤリングについて語る高木美帆(撮影・出月俊成)
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 スピードスケート女子で、2月の北京五輪で4つのメダルを獲得した高木美帆(27)=日体大職=が5日、都内で会見した。今後については「スケートをやりたいと思った。そう思い続けられる間は、やりたい」と現役続行を明言。4年後の26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪については「正直よく分からないというのが素直な気持ち」と明かした。

 3月のW杯最終戦終了後には「いったんちょっと、考える時間、休む時間を取りたい」と話していた高木美。心身共にギリギリの戦いを続けていたとあって「休みたいと発言したのは、そのままなんですけど。いろんなことを落ち着いて考え、決められる状態ではないと。あとは、五輪の1000mが終わって『この五輪やりきった』と感じたことも踏まえて、いったんこれからのスケートに対して自分で期限を決めずに考えようって思ったのが理由」と説明。

 自身の心と向き合う中で「スケートを続けるかどうかも考えるべきだと思ったけど、スケートを滑ることに対して、前向きに思っている自分がいることに気付いた。自分の中の使命感や責任感ではないところで、スケートを滑りたいと思っている自分がいるんだと、この期間で感じることができた」と明かした。

 4年後の五輪については「正直よく分からないというのが素直な気持ち」と吐露。「自分のアスリート人生において、自分の体がいつまで持つか。いつどうなるかは分からないなと、五輪前のシーズンに膝を痛めたときから感じている」。続けて「言い方が合っているかは分からないけど、20代前半に比べると、体のカウントダウンは確実に始まっていると感じている。自分の気持ちと裏腹に体の限界が来てしまうかもしれないし、それがいつ来ても、不思議ではないと、同時に感じているので。ミラノに対して、今責任を持って発言できる状態ではない」と話した。

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