27日の大相撲春場所千秋楽で初優勝を果たした新関脇の若隆景(27)=本名大波渥、福島県出身、荒汐部屋=が一夜明けた28日、オンラインで記者会見を行い「優勝ができたんだなという実感が少しずつ湧いてきた。自分でもびっくり。ただ今場所は本当に自分の相撲を取り切ることができたので、そこが良かった」と喜びを語った。
千秋楽では12勝3敗で並んだ元大関の平幕高安との優勝決定戦を制し、1936年夏場所の双葉山以来86年ぶりとなる新関脇優勝の快挙を果たした。181センチ、130キロと幕内力士では小さい部類ながら、強烈なおっつけなど厳しい攻めが光って栄冠をつかんだ。