MGC出場権獲得の細田あい レース後に涙「やめなくてよかった」自己ベスト更新で日本人2位

 記者会見で涙を見せる日本人2位の細田あい
 記者会見する日本人2位の細田あい(左)とエディオンの沢柳厚志監督
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 「名古屋ウィメンズマラソン」(13日、バンテリンドームナゴヤ発着)

 東京五輪1万メートル代表の安藤友香(27)=ワコール=が2時間22分22秒で日本人最高の3位に入った。7月に米オレゴン州で行われる世界選手権の派遣設定記録(2時間23分18秒)を突破。2019年世界選手権覇者のルース・チェプンゲティッチ(ケニア)が大会新の2時間17分18秒で優勝した。

 4位で日本人2位の細田あい(26)=エディオン=は、自己ベストを2分近く縮める2時間24分26秒で、24年パリ五輪代表選考がかかる来秋のMGCへの出場権を獲得した。序盤から安藤とともに先頭集団に食らいついた。20キロ付近で失速し、「実力ある選手が前に行ってペースが上がっていった。力の差を感じた」と振り返ったが、最後まで粘りを見せた。

 レース後の会見では、涙を見せる一幕もあった。昨年ダイハツからエディオンに移籍する前は「結果が残せなくなり、単純に陸上に打ち込めず、走ることが嫌になった。東京五輪も終わり、現実的にやめようと考えていた」と言う。しかし、家族や恩師の支えもあり、新天地で出直した。「やめなくてよかった。ご縁があって、もう一度走らないかと言っていただき、とても感謝しています」と声をつまらせていた。

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