照ノ富士 ぶっつけ本番でV奪回へ コロナ感染で稽古不足心配も底力に期待

 「大相撲春場所」(13日初日、エディオンアリーナ大阪)

 日本相撲協会は11日、取組編成会議を開き、初日と2日目の取組を決めた。2場所ぶりの優勝を目指す一人横綱の照ノ富士(伊勢ケ浜)は、初日に新小結豊昇龍(立浪)、2日目に大栄翔(追手風)の挑戦を受ける。

 照ノ富士がぶっつけ本番でV奪回に挑む。取組編成会議後に電話取材に応じた伊勢ケ浜審判部長(元横綱旭富士)は、弟子である横綱について「そう(ぶっつけに)なりますよね」と本調子ではないことを明かした。

 2月4日に新型コロナウイルス感染が判明。熱はあまり出ず、喉の痛みが主症状だったが、部屋の関取衆も照強以外の全員が感染。調整は大きく遅れた。伊勢ケ浜部長は「10日間、何もしていないので、そこはちょっと厳しい。1日稽古を休んだら3日遅れる。稽古できる状態に戻った感じ。稽古してますよ。でも、足りないということ」と説明した。

 それでも、優勝争いは横綱の責務だ。幸い初場所の終盤に痛めた右かかとは完治。「場所中にでもしっかり稽古して、どこまで良くなるか」とポイントを挙げると「相撲だけはやってみないとわからないので。休んでいたとはいえ、今までの稽古の貯金もある」と底力に期待した。

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