シーホークスがリーグ屈指のＱＢラッセル・ウィルソン（３３）をブロンコスへトレードすることで基本合意した、と８日（日本時間９日）、ＮＦＬ公式サイトが伝えた。両軍合わせて４選手と６つのドラフト指名権が絡む大型トレード。現在は身体検査の結果とウィルソンのトレード拒否権破棄を待っている状態で、早ければ新シーズンが始まる１６日（同１７日）にも正式発表されるという。

　シーホークスはラッセルとドラフト４巡目指名権を引き換えにブロンコスから４年目のＱＢドリュー・ロック（２５）、ＤＴシェルビー・ハリス（３０）、ＴＥノア・ファント（２４）の３選手のほか、２つのドラフト１巡目指名権、２つのドラフト２巡目指名権、５巡目指名権を獲得する。

　ウィルソンは１２年ドラフト３巡目指名でシーホークス入り。１年目から正ＱＢに抜てきされ、２年目の１３年にリーグ制覇、翌年の２年連続スーパーボウル出場に大きく貢献した。１７年に最多ＴＤ。１０年のキャリアでプロボウルに９回選出されている。

　デビューから９年連続全試合出場を記録していたが、昨季は右手中指の骨折で３試合を欠場。チームも７勝１０敗で地区最下位に沈み、４年ぶりにプレーオフ進出を逃がした。