露選手の大会除外 プルシェンコ、タラソワ氏ら批判「ロシアなしの世界選手権は敗北」

プルシェンコ氏
エフゲニー・プルシェンコ氏のインスタグラム@plushenkoofficialより
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 国際スケート連盟(ISU)によるロシア、ベラルーシ両国の選手、関係者の国際大会からの除外決定を受けて、ロシアのフィギュアスケート関係者が一斉に反発した。

 フィギュアは3月に世界選手権を控えており、ロシアからは北京五輪女子金メダリストのシェルバコワ、同銀のトルソワ、ドーピング問題が取りざたされた15歳のワリエワらが出場する可能性があった。06年トリノ五輪金メダリストで、“皇帝”の異名をとったエフゲニー・プルシェンコ氏は、自身のインスタグラムを更新。「口を閉じていられない。スポーツは政治ではない」と憤りを綴り「ISUはロシア人が大会に参加することを禁止しました。それは非常に大きな間違いだ。これは差別であり、アスリートの権利に対する露骨な侵害です」と、決定を批判。「我が国の選手が参加しなければ、勝利の価値は下がるだろう」と、大会の価値の低下を訴えた。ロシアのウクライナ侵攻については「一刻も早くすべてが終息し、交渉が実を結ぶことを心から願っている。大統領を信じます!」と、早期解決を願った。

 露メディアの「スポルトエクスプレス」によると、名コーチとして知られるタチアナ・タラソワ氏は「私たちの選手は世界選手権を含めた競技会における宝飾です。ロシア人の参加なしの世界選手権は“敗北”であることは間違いない」と、訴えた。タス通信によると、ロシア政府スポーツ大臣のオレグ・マティシン氏は「孤立するつもりはない。ロシアのスポーツがなければ、世界のスポーツの発展はない」と、強調した。

 ISUはロシアのウクライナ侵攻を受けた国際オリンピック委員会(IOC)のロシア、ベラルーシ選手の除外勧告を受けて1日に理事会を開催。両国の選手の大会からの除外を決定した。

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