後輩見守る目、温かく 4年前の銀盤女王ザギトワは記者として再び夢舞台「楽しみ」

 スタンドから練習を見守るアリーナ・ザギトワ(中央)=撮影・高部洋祐
 首都体育館で練習し、引き揚げるアレクサンドラ・トルソワ(手前左)とアンナ・シェルバコワ。奥はカミラ・ワリエワ
 ROC勢の練習を客席から見守ったアリーナ・ザギトワ
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 フィギュアスケート女子の18年平昌五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワ(19)=ロシア=は、銀盤の中心で光輝き、15歳での戴冠となった4年前から立場を変えて、夢舞台へと戻ってきた。ロシアの放送関係者の1人として、北京入り。ロシアオリンピック委員会代表の女子が初練習を行った2日は、スタンドから同門でもあるワリエワ、シェルバコワ、トルソワの3人と手を振り合うなどし、温かい目で後輩たちの姿を見守った。

 まだ正式には現役引退を表明していないザギトワだが、20年にロシアの大学にあたる高等教育機関の国家経済行政アカデミーに入学。ジャーナリズムを専攻し、「プロデュースと文化政策」を学んでいる。ザギトワは同アカデミーHP内のインタビューで、将来的にジャーナリスト、スポーツキャスターになる夢を語っていた。すでにロシア国営放送の人気フィギュアスケート番組「アイスエイジ」の司会も務めている。今回の五輪も記者、キャスターとして参加している。

 1日には自身のインスタグラムを更新し、北京入りを報告。「もうすぐここで五輪が始まります。とってもノスタルジック。この雰囲気の中に再び飛び込むのが楽しみです。今回はイベントを見守る特派員として、画面の向こう側でアスリートとそのファンを結びつける役割になれて光栄です」と、意気込みを語った。まだ19歳。新たな夢を追っている。

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