“五輪代表の妹”対決実現 張本美和が平野亜子下し8強 平野は脱帽「圧倒的に強い」

 「卓球・全日本選手権」(26日、東京体育館)

 “五輪代表の妹”同士の対決が実現した。ジュニア女子5回戦が行われ、東京五輪男子団体銅メダルの張本智和(木下グループ)を兄に持つ、中学1年の張本美和(木下アカデミー)が、同五輪女子団体銀メダルの平野美宇(日本生命)の妹、高校2年の平野亜子(山梨・甲府西高)と対戦し、11-3、11-9、11-8で退けて準々決勝に進んだ。

 張本は13歳ながら、世界ユース選手権の15歳以下の部で4冠を達成している世代最強選手。ピッチの速い攻撃で得点を重ね、ストレート勝ちで8強入りを果たした。

 平野は敗れたものの、得意のサーブを効かせながら、ラリーにつないで応戦。ただ、日本代表入りもうかがうホープの強さに触れ、「やっぱりすごい。サーブも取るのが難しくて、他の技術もすごくうまかった。圧倒的に強いと思いました」と脱帽した。

 平野は3姉妹の末っ子で、五輪で活躍した姉美宇に刺激も受けて臨んだ今大会、全日本初勝利を挙げるなど躍進した。強豪ぞろいのトーナメントでベスト16と健闘し、「自分の中ではすごく満足している。5年間、全国大会に勝てなかったので、こういう場でやっと勝つことができてすごくうれしかった」と声を弾ませた。

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