豊昇龍が顔面出血も10勝 土俵際手を付かず顔から落ちる 取り直しの一番で正代撃破

 正代(手前)を寄り切りで破った豊昇龍(撮影・開出牧)
 豊昇龍(左)が寄り切りで正代を破る(撮影・中島達哉)
2枚

 「大相撲初場所・14日目」(22日、両国国技館)

 前頭六枚目の豊昇龍(立浪)が、大関正代(時津風)を取り直しの末に破り、10勝目を挙げた。

 土俵際で投げの打ち合いとなったが、豊昇龍は正代の投げを手を付かずにこらえて顔から落ちるド執念。顔面をすりむき痛々しいほどに出血したが、結果的にはこの粘りが奏功して同体取り直しとなった。

 取り直しの一番でも大関の圧力を下から食い止め、回り込んで寄り切り。気迫が上回り、10勝目を飾った。正代は9敗目となった。

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