DAZN値上げ後の月3000円は高い?妥当?何と比較するかで視点も変わる

 スポーツを中心にした動画配信サービスの「DAZN」が利用者向けに値上げを発表し、話題になっている。2月22日から、月間払いだけで見ると、1925円から3000円になるため1075円の値上げ。この上げ幅が、利用者の心を揺さぶっていると見られる。

 年間で一括して払えば27000円となるが、月間払いをそのまま12か月で払えば36000円。これを高いと見るか、妥当と見るかで、両方の意見がツイッター上では散見されている。

 高いと見る声では、他の動画サブスクサービスとの比較で、そう感じるというものがあった。たとえば「Netflix」は990円から1980円までの3つのプランがあるが、最も高いものでも、新たなDAZNの料金より安い。「イカゲーム」、「浅草キッド」のような話題の作品が独占配信されていることも魅力だが、スポーツを主な分野とするDAZNと直接比較しても、仕方がない、という見方もできる。

 DAZNはスポーツの種目別で見ると、「スペインリーグ、Jリーグなどの日本代表戦を含むサッカー」、「国内のプロ野球(11球団)」、「F1」などを配信している。こうした豊富なコンテンツを考えれば妥当とするものや、そもそもの料金が安い、とする考え方もある。

 もしも、特定の競技や、特定のリーグだけを視聴している人ならば、それぞれに特化して配信している他のサービスと比較する余地はあるだろう。

 DAZNが日本でJリーグのネット・モバイル配信などの権利を獲得した2017年より前は、「スカパー!」などでサッカーファンは試合を視聴するのが主流だった。その時に、海外サッカーを含め、複数パックを契約していた人は、今回値上げされた3000円よりもお金を出していたケースもあるだろう。

 結局は、自分のニーズと、料金と、懐具合と、サービスを見比べて、選択していくしかないのだろう。

 ※記事中の料金は税込み、2022年1月21日のもの。また将来の料金については、2022年1月21日時点で利用者に告知されているもの。

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