17歳小野光希2位「すごく自信に」女王キムにわずか1.25点差に迫った

 「スノーボード・W杯・ハーフパイプ」(15日、ラークス)

 決勝が行われ、男子は冬季五輪2大会連続銀メダルの平野歩夢(23)=TOKIOインカラミ=が93・25点で制した。2連勝で種目別も初優勝した。女子は17歳の小野光希(バートン)が89・00点で自己最高に並ぶ2位に入り、今季初の表彰台。日本は男女とも北京五輪出場の4枠を獲得。直近2シーズンの国内外主要大会成績を反映させたポイント計算により男子は平野歩、戸塚優斗(ヨネックス)、平野流佳(太成学院大)、平野海祝(日大)、女子は小野、冨田せな(アルビレックス新潟)、冨田るき(チームJWSC)、今井胡桃(プリオHD)の五輪出場が確実となった。

 前回五輪覇者のキム(米国)にわずか1・25点差と迫り、女王以外には9点以上の大差をつけた。小野は「ほとんど五輪に出るメンバーがそろっている中で2位になれたのは、すごく自信になった」と笑顔で喜んだ。

 初志貫徹の取り組みが、ようやく形になった。今季の重要課題は逆スタンスでの横3回転技。直前の練習では一度も決められていなかったというが、五輪を見据え「だいぶ賭けに出ていた部分もあった」。1回目から果敢に挑戦。空中での姿勢やスピードなど細かい条件が整い、高々と回って見事に着地した。

 今季ここまでのW杯は5位と4位で、招待大会のデュー・ツアーでも8位と苦戦。今季最後のW杯で一つ殻を破ったが「まだまだ修正できる部分もある。もっといい滑りを五輪で見せられたら」。幼稚園の頃から夢に見た舞台に挑む。

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