内村航平 技の原点は「蹴上がり」「あの感動は忘れられない」

 引退会見で質問に笑顔で応える内村航平(撮影・開出牧)
 競技終了後に腰を押さえ苦痛の表情の内村航平=リオデジャネイロ
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 体操男子個人総合で、五輪・世界選手権を合わせ8連覇を成し遂げ、“絶対王者”の異名をとった内村航平(33)=ジョイカル=が14日、都内で引退会見を行った。

 体操男子全6種目で難度表に記載されている技の数は800を超える。内村は20年に自身のツイッターで、習得した技の数を公表。実に6割にあたる約500の技をマスターしていることを明かしていた。他のトップ選手が300程度の中で、群を抜く数字といえる。習得した技の中で、印象に残っている技を問われると、鉄棒の基礎技を挙げた。「僕がそこまで習得できたのも、技を覚える楽しさを知っているから。1番うれしかった、楽しかったのは、『蹴上がり』。小学校1年生の前かな。あの時の記憶が今でも覚えていて。クラブでもすごく技を覚えるのが遅かったので。あの感動は忘れられない。あれがあるからこそ、500の技を覚えられる原動力になっている。それが自分の礎になっている」と、ルーツを明かした。

 その上で「あと2つあります。リ・シャオペンとブレトシュナイダーです」と、16年リオデジャネイロ五輪の跳馬で決めたリ・シャオペンと、鉄棒に絞った東京五輪への挑戦を支えたH難度の大技ブレトシュナイダーを挙げた。「リ・シャオペンは習得した技の中で1番難しくて、1番動画をみる回数多かった。いまだに難しいと思う。ブレトシュナイダーに関しても同じで、試行錯誤を重ねて、あの領域までいけた。試合では1回も落ちてない。1つの技に対して追い求められるから、質とか成功率も高いんだろうなと思う。そういうところは下の世代にも、追い求めていってほしい」と語った。

 今後も体操の勉強は続ける方針で、「今後も(習得技数は)随時更新していこうと思います」と、笑った。

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