内村航平 引退決断の理由を語る「世界一の練習を積めなくなった」「キツいなと」
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体操男子個人総合で五輪・世界選手権を合わせ8連覇を成し遂げ、“絶対王者”の異名をとった内村航平(33)=ジョイカル=が14日、都内で引退会見を開いた。
3歳から体操を始め、約30年に及んだ競技生活。世界8連覇の栄光を刻んだ一方で、連覇を達成した16年リオ五輪以降は怪我に苦しんだ。引退を決断したのは、昨年10月の世界選手権前。リオ五輪後は慢性的な痛みを抱える首や肩、右足首や腰など怪我が重なり、満身創痍な状態が続いていた。両肩には100本以上の注射を打った。
世界選手権に向けた練習の中で「体の痛みよりも、世界一の練習が積めなくなったことが、キツいなと。そうなると引退かなと。モチベーションとかメンタル的なもので、気持ちでその状態までもっていくことができなくなったのが大きい」と、語った。