ネーサン・チェン V6で北京五輪代表決定 2度転倒も“今季世界最高得点”

 「フィギュアスケート・全米選手権」(9日、ナッシュビル)

 北京五輪代表選考会を兼ねて、男子フリーが行われ、SP1位で世界選手権3連覇王者のネーサン・チェン(22)が2度の転倒があったものの、合計328・01点で大会6連覇を達成。18年平昌五輪に続く2度目の五輪切符を手にした。3位のビンセント・ゾウ(21)、4位のジェイソン・ブラウン(27)も五輪代表入り。2位に入ったイリア・マリニン(17)は落選した。

 2季前に使用したフリー「ロケットマン」を再演したチェンは、序盤の4回転フリップと、終盤の見せ場であるステップで転倒。「2度とないようにしたい」と演技直後は苦笑いで頭を抱えて、悔しがった。ただ、それでも得点は国内大会のため非公認ながら今季の“世界最高得点”。存在感を示した。

 1カ月後に迫る北京五輪では、前人未到の4回転半ジャンプの成功と94年ぶりの五輪3連覇を狙う羽生結弦(ANA)との争いに注目が集まる。「ユヅルは常に独自の方法でこのスポーツを前に進めている」。ライバルの進化に敬意を示しつつ、大一番を見据えた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス