“かなだい”176・31点、1・86点差で2位 RDの転倒響き高橋「かなり悔しい」
「フィギュアスケート・全日本選手権」(25日、さいたまスーパーアリーナ)
北京五輪代表選考会を兼ね、アイスダンスのフリーダンスが行われた。村元哉中(28)、高橋大輔(35)組=関大KFSC=は112・96点、リズムダンスとの合計176・31点だった。
プログラムは古代インドの戦士と舞姫の悲恋を描いた「ラ・バヤデール」。小松原組との4・81点差を追う“かなだい”は、しなやかに舞う村元を、高橋が支え、ダイナミックなリフト、息を合わせたツイズルと魅せていく。懸命に演じ切ると、万感の面持ちでリンク中央で抱擁した。
高橋と村元は2019年の9月にカップル結成を発表。「簡単なことではない」(高橋)と覚悟の上で、北京五輪を目指して歩み始めた。昨年の全日本選手権は優勝した小松原組に23・37点差をつけられ、実力差を痛感した。
技術、体力、表現力とシングルとは違う様々な要素に磨きをかけ、今季のGPシリーズ・NHK杯では179・50点の6位で、日本選手最上位に立った。続くチャレンジャーーシリーズのワルシャワ杯では190・16点を獲得。この2戦で日本歴代最高得点を、連続で更新した。
しかし、23日のリズムダンスでは転倒があり63・35点と出遅れた。この得点は昨年大会のリズムダンスの67・83点も下回る結果。高橋は「練習でもしたことないミスが出てしまって、ただ悔しい」と語っていた。
この日の演技後、中継を担当したフジテレビによるインタビューに、高橋は「僕に関してはちょっとリフトでバランスを崩しそうになったり、ちょっと後半のコレオスライドの前にこけそうになったりで、ちょっと悔しい部分もあるんですけど」と自分自身の反省点を挙げながら、「ただ、リズムダンスの時からフリーにかけて本調子でなかったところを、ほぼほぼフリーに向けては上げ切れたので、この短い期間で、そこはすごくよかったとおもいますし、全体的に流れはよかったと思う」と手応えもあったことをうかがわせた。
ただ、競技の結果としては、RDでの転倒が勝敗を分ける大きな要因になったこともあり、「リズムダンスの転倒が、かなり悔しいなというところにはなってきました。今日を終えて」と語っていた。
短い期間で“超進化”をしてきた。村元も「まだ超進化しきれていない途中な感じなのかなと思うんですけど。よく考えるとまだ2シーズン目でここまでこれたっていうのは、本当に自信を持って超進化できたんじゃないかって思えるので、本当にまだ進化中なんですけど」と、成長と伸びしろの両方を感じている様子だった。





