高橋、村元組 序盤足絡まり転倒「練習でもないミス」リズム乱れ2位発進もフリーで逆転目指す

 リズムダンスを終えて肩を落とす村元哉中、高橋大輔組(撮影・堀内翔)
 リズムダンスで転倒する村元、高橋組
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 「フィギュアスケート・全日本選手権」(23日、さいたまスーパーアリーナ)

 北京五輪代表最終選考会を兼ねて開幕し、アイスダンスのリズムダンス(RD)は転向2季目の高橋大輔(35)、村元哉中(28)組=関大KFSC=が転倒もあって得点を伸ばしきれず、63・35点で2位につけた。4連覇を目指す小松原美里(29)、尊(30)組=倉敷FSC=が68・16点で首位。

 北京への航路は最終局面にきて順風満帆とはいかなかった。11月のNHK杯、ワルシャワ杯で日本歴代最高得点を連発し、選考で一歩リードしている村元・高橋組だったが、大漁の祈りを込めるRD「ソーラン節」の序盤にお互いの足が引っ掛かり転倒。その後も呼吸が乱れるところがあり、ワルシャワ杯で出した自己ベストの75・87点に10点以上及ばず、ライバルの小松原組に首位発進を許した。

 「練習でもしたことがないミス。悔しい」(高橋)、「やっちまったなという感じです」(村元)

 冒頭の村元の足を高橋がくぐる場面でバランスが崩れ、「緊張が上がった」(村元)。乱れたリズムを引きずったままの演技が続いた。カップル結成2季目の今季。ここまで驚異的な進化をみせつけ、快進撃を続けてきたが、五輪選考の全日本にはやはり“魔物”がいる。

 「北京は頭にあったし、ここまで2戦いい形でそれ以上のものを見せたいという気負いもあった。色んなものが重なった」と、高橋。シングル時代に3度五輪出場を果たしたレジェンドも「朝の練習から緊張感があった」と頭をかいた。

 1枠を巡る争いは小松原組との一騎打ち。4・81点差に「4点差か、結構」と口走った高橋を鼓舞するように村元は言った。「大丈夫!」。選考要素のISU今季ベスト、今季世界ランクで高橋組がリードしており、2位でも選出される可能性はある。ただ、ライバルと決着をつけて、すっきりと夢舞台へ向かいたい。

 フリーダンス(FD)のベストは小松原組を10点以上も上回る。「失うものは何もない。攻めたい」と高橋。夫婦カップルにも負けない自分たちの絆を信じて、勝負のリンクに立つ。

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