小松原美里、尊組 初五輪へ首位発進「“全て出すぞ”と臨んだら押しすぎた」

 「フィギュアスケート・全日本選手権」(23日、さいたまスーパーアリーナ)

 北京五輪代表最終選考会を兼ねて開幕し、アイスダンスのリズムダンス(RD)は4連覇を目指す小松原美里(29)、尊(30)組=倉敷FSC=が68・16点で首位。

 演技が終わると、小松原組はホッとした表情だった。「すごく元気で、“全て出すぞ”と臨んだら押しすぎた。そこからすごく怒っていたので、元気な演技ができた」と美里。序盤のツイズルで美里がバランスを崩すミスこそあったが、その後は演技をまとめて首位に立った。

 大一番は、初心に返って臨んでいる。美里が「大きなターニングポイント」と話すのは11月のNHK杯。高橋、村中組に敗れて涙し、「自分のインタビューを見ても『弱い』」と思うほどだった。

 大会後、美里の地元である岡山県倉敷市での練習を通じて、「深い部分に気付けた。点がどうあろうと滑るのは楽しい。それを毎日練習していたら強くなったと」と美里。尊も「1年前だったらミスのままだった」と成長を実感したという。

 25日のFDは日本をテーマにした「SAYURI」を演じる。「“私たちは日本代表だぞ”と滑りで伝われば。ツイズルはリベンジしたい」と美里。夫婦で、初の五輪切符をつかみにいく。

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