来年１月２、３日に行われる第９８回東京箱根間往復大学駅伝に出場する早大が１９日、埼玉県所沢市の所沢キャンパスで一部練習を公開した。過去に３回箱根路を経験しているエースの中谷雄飛（４年）は「エース区間を走って区間賞を獲得できれば。笑って終われるように、チームに貢献したい」と意気込みを語った。

　今季の早大は中谷を含み、１万メートル２７分台が３人と戦力は十分。ただ、相楽豊監督は「爆発するような大エースがいるチームではありません。全区間で小エース、中エースが出てきて全員でこつこつと貯金を積み上げていく戦い方をしたい」と総合力で勝っていくつもりだ。

　ここまでエースとしてチームを引っ張ってきた中谷はこれを聞いて、「監督は期待してくれていると思う。見てろよと思いました」と奮起。自身は１、２、３区の前半区間を希望しており、「１区だったら過去２回走っているので、３度目の正直じゃないけど、区間賞をとりたい。箱根は今までで１番良い走りができたら」とエースの意地を見せることを誓った。