フィギュア“りくりゅう”三浦、木原組が北京五輪代表選手団内定1号!

 日本スケート連盟は15日、都内で理事会を開催し、フィギュアスケート・ペアの“りくりゅう”こと三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)を来年2月の北京五輪と、同3月の世界選手権(モンペリエ)代表に内定したと発表した。23日開幕の全日本選手権(さいたまスーパーアリーナ)は出場しない。

 この日、日本連盟は新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の世界的な感染拡大に伴う水際対策の強化の影響を考慮し、北京五輪代表選考基準を修正。今後もコロナ禍の影響が出ることを考慮し、「新型コロナウイルス感染症による体調不良、感染拡大防止のための出場辞退等に対する対応」を追記。コロナ感染による体調不良、感染拡大防止のための出場辞退、また関連する特段の事情により全日本選手権を欠場した選手については、今季の国内外での大会成績を選考基準に照らして評価し、大会時の状態を見通しつつ選考することがあることを加えた。

 三浦、木原組は今季躍進著しく、GPシリーズのスケートアメリカで2位、NHK杯で3位となり、GPファイナル進出を決めていた。日本ペアの中では群を抜いた成績をあげている。

 現在、2人は練習拠点をカナダ・トロントに置いており、伊東秀仁フィギュア委員長は「全日本に出てきたとしても、その後カナダへ入ることができなくなる可能性が非常に高いことも考慮した。過去、今季の成績を踏まえて内定することにした」と説明。本番までの調整に配慮した。加えて「五輪において団体戦のメダルを獲得するには、ペアの成績が非常に重要。しっかり五輪まで練習していただきたい」と期待も口にした。

 また、大阪で開催する予定だったGPファイナルが中止となったことなどを受けても修正。男女シングルでは当初GPファイナルの出場者の上位2人までを選考対象とするとしていたが、出場権獲得者に変更。男子の鍵山優真(オリエンタルバイオ・星槎)、宇野昌磨(トヨタ自動車)、女子の坂本花織(シスメックス)が対象となる。

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