「カーリング・北京五輪世界最終予選」（１２日、レーワルデン）

　女子１次リーグ第３戦が行われ、１８年平昌五輪銅メダリストで２大会連続五輪を目指すロコ・ソラーレの日本は、チェコを６－２で下し、開幕から無傷の３連勝で、この時点で単独首位に立った。日本は世界ランキング７位、チェコは同１２位。男子はコンサドーレの日本が、デンマークに３－１１、ノルウェーに４－６と連敗し、１勝２敗となった。

　２大会連続五輪へ、足どりは力強い。初戦、２戦目同様に前半をしっかり耐えながら、後半に突き放すパターンで３連勝。スキップの藤沢は「前半は我慢する展開になったけど、こういう氷が難しい状況の時は点数がアップ（先行）している方が有利。その通りにできた」と、納得の表情で振り返った。

　開幕から唯一の３連勝で単独首位に浮上した。自動的に五輪切符を獲得できる１位通過も視界に捉えながら、中盤戦に突入する。午前、昼間、夜という３つの時間帯の試合を経験し、難解な氷の情報も集まってきた。「ここからもっと良くしていけるように、チーム全員しっかり休養を取りつつ、反省もしっかりして戦っていきたい。相手よりも自分たちに集中したい」と、藤沢。夢舞台へ、勢いは止めない。