竜電が幕下優勝「相撲を取らせていただけるだけでありがたい」出場停止明け

千代の海(左)を押し出し、全勝対決を制して幕下優勝を決めた竜電=福岡国際センター(撮影・佐藤厚)
千代の海(左)を押し出し、全勝対決を制して幕下優勝を決めた竜電=福岡国際センター(撮影・佐藤厚)
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 「大相撲九州場所・13日目」(26日、福岡国際センター)

 3場所出場停止処分から復帰した元小結で幕下の竜電(31)=高田川=が千代の海(九重)との全勝対決を制し、無傷7連勝で2度目の幕下優勝を果たした。立ち合い、圧力をかけ押し込み、いなされても動じず、相手をよく見て仕留めた。

 今場所、初めてリモート取材に応じ、「相撲を取らせていただけるだけでありがたいです。初心に返って一からやってきました。協会のルールを破って、しっかり反省した」と、心境を語った。

 竜電は不要不急の外出禁止期間の中、女性と会うため外出を繰り返し、新型コロナウイルス感染対策の協会ガイドラインを違反。5月の夏場所から3場所連続出場停止の処分を受けた。

 師匠の高田川審判委員(元関脇安芸乃島)からは「頑張っていいところを見せることが恩返しだ」と言われた。自分を見つめ直し、稽古に精進。「悪いことをしてしまった。しっかり反省して相撲に集中してやれるように稽古してきた」と反省を繰り返した。

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