青学大“箱根前哨戦”に勝利 賞金30万円獲得 近藤「こんなに華やかなレース初めて」
「陸上・MARCH対抗1万メートル記録会」(24日、ギオンスタジアム)
明大、青学大、立大、中大、法大の5大学のランナーが1万メートルを走り、各大学上位10人の合計タイムで争われ、青学大が優勝し賞金30万円を獲得した。今大会が第1回で全体トップは青学大エースの近藤幸太郎(3年)で28分14秒34だった。
大会は青学大の原晋監督(54)が「新しく陸上界に何か貢献できないか」と企画立案し、他の4大学に呼びかけて実現。箱根駅伝(2022年1月2、3日)の出場校はメンバー争い真っただ中で、“箱根駅伝前哨戦”として開催された。
対抗戦というだけあって、応援団も駆けつけた。日が暮れた午後5時からは青や白のライトアップが施され、近藤は「こんなに華やかなレースは初めて」と笑顔を見せた。
今季、青学大は出雲全日本大学選抜駅伝、全日本大学駅伝でともに2位に終わり、箱根路で逆襲を誓う。「残り約40日、粛々淡々と青山メソッドの中でやっていきたい」と指揮官。2年ぶりの王座奪還へ、この勢いをつなげていく。