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貴景勝 土俵下まで吹っ飛ばされるも8連勝 序盤に逸ノ城にまげをつかまれ反則勝ち

 逸ノ城(右)に髷をつかまれ、反則勝ちとなった貴景勝(撮影・高部洋祐)
 逸ノ城(左)にまげをつかまれ、反則勝ちとなった貴景勝
 土俵下に吹き飛ばされる貴景勝(撮影・高部洋祐)
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 「大相撲九州場所・8日目」(21日、福岡国際センター)

 大関貴景勝が小結逸ノ城のまげつかみの反則負けにより、白星を拾った。相撲内容は土俵外に吹っ飛ばされ完敗も、物言いの末に軍配が覆って初黒星を回避。V2の2020年11月場所以来、自身2度目の中日勝ち越しでトップをキープした。一人横綱照ノ富士も遠藤を押し出して4場所連続の初日から8連勝とし両雄が譲らず折り返した。1差で関脇御嶽海、平幕阿炎が追走する。

 物言いが付き貴景勝は土俵下で大きく息を吐き審議を待った。土俵外に吹っ飛ばされ相撲は完敗。絶望的な中、伊勢ケ浜審判部長(元横綱旭富士)の場内アナウンスが響いた。

 「逸ノ城がまげをつかんでおり反則で貴景勝の勝ちとします」

 まさかの形で軍配が覆りどよめく館内。“九死に1勝”でV争いトップに生き残った。

 2分40秒超の激闘。突き放せず、下手を取られれば貴景勝は何もできない。追い詰められ、ねじ伏せられた。

 だが実は勝敗は7秒で決していた。取組の序盤に突き合った際、逸ノ城の左手が明らかにまげに入り、動きを止められた。貴景勝も「(つかまれた感触は)ありました」と言う。同審判部長は打ち出し後、「つかんで引っ張って、それからの相撲だから。その時点で負け」と説明した。

 反則による自身初の勝利。「負けるよりはいいけど、内容も大事。そういう意味では良くない。しっかり見直してあしたから集中していく」と反省した。

 収穫もある。200キロ超の巨漢・逸ノ城は名古屋場所で当たった際、首に重傷を負い休場に追い込まれた。先場所もまともに当たれず完敗した。因縁の相手に今場所は頭からぶち当たった。「怖くなったら相撲を辞めた方がいい。それ(恐怖心)はない」。どんな形でも逸ノ城戦での勝利の意味は大きい。

 強運を味方に全勝で折り返し、いざ後半戦。「ご飯の割合、栄養の割合を少し変えてリカバリーしていく。15日間、どっちにしろ疲れる。しっかり後半戦、気持ちを一から作り直して頑張ります」。照ノ富士との一騎打ちに一歩も譲らない。

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