樋口新葉 逆襲の3位「ライオンキング」世界観を体現 五輪代表争いに名乗り

 「フィギュアスケート・フランス杯」(21日、グルノーブル)

 女子は樋口新葉(20)=明大=が自己ベストの141・04点、合計204・91点で3位に入った。優勝はアンナ・シェルバコワ(ロシア)。

 百獣の王を思わせる演技後の力強いガッツポーズで、五輪代表争いに名乗りを上げた。樋口は冒頭トリプルアクセルの回転不足での着氷など細かなミスはあったが、フリー「ライオンキング」の世界観を体現する見事な演技でSP6位から3位まで順位を上げ、逆襲に成功。「やったー!という気持ち。大きなミスなく演技ができてよかった」とうなずいた。

 フリーは「色んなことを乗り越えてハッピーで終われるように」と自身の未来を重ねて選んだ勝負曲。4年前の五輪代表選考ではわずかに及ばず涙をのんだ。

 「4年前は全日本の前に電池が切れた。今季はだんだん調子が上がっている。4年前の失敗を繰り返さないためにやってきた」。勝負は12月の全日本。崖からはいあがった新葉が今度こそ勝利の咆哮(ほうこう)を上げる。

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