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御嶽海 完封 九州で初日から自身初3連勝 決意「早く大関枠に入りたい」

 「大相撲九州場所・3日目」(16日、福岡国際センター)

 関脇御嶽海が難敵の大栄翔をすくい投げで下し、3場所ぶり初日から3連勝とした。乗ったら止められないが、もろさもあわせ持つ優勝2回の実力者。今場所は“強い御嶽”の予感が漂う。一人横綱照ノ富士は若隆景を押し出して3連勝。両大関も安泰で貴景勝が霧馬山を突き落とし全勝を守り、正代は阿武咲をはたき込み2勝目(1敗)を挙げた。

 御嶽海が技能と戦略で強敵を完封した。前日、横綱を追い詰めた大栄翔の強烈な突きに一歩も引かず、下からはね上げた。左を差し逆襲に転じ、最後は右からすくって転がした。

 「引いたら持っていかれる相手。少しのミスが命取りになる。負けないように我慢した。体が動いている。重みが伝わっている」。口も滑らかに、会心の内容を振り返った。

 支度部屋が「寒い」と言い苦手の九州。2年前は大関とりに失敗した。10月下旬の合同稽古も初日だけ参加し、関取衆との稽古はたった4番。「やり残しだらけ」と不安を口にした。ただ本番が始まれば一転、快調そのもの。九州で初日から3連勝は自身初だ。

 関脇で優勝2回。乗れば敵なしながら、むらがあり過ぎるのが弱点。土俵下で見た錦戸審判長(元関脇水戸泉)は「彼は期待を裏切るから。強い御嶽と弱い御嶽がいる」と評したのが御嶽海が大関を逃してきた理由だ。

 元横綱白鵬(現間垣親方)が引退。昨年名古屋場所、最後に黒星を付けたのが御嶽海だ。最強横綱不在となった新時代の看板を張る実力は十分にある。

 「横綱にはなりたくないんですけどね」と、笑わせながら「早く大関の枠に入りたい」と決意は半端じゃない。今場所は久々の“強い御嶽”に期待は高まる。

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