高橋大輔「一つの自信に」村元と確かな成長で6位 北京五輪争い1歩リード

 アイスダンスフリーを終えて抱き合う高橋大輔と村元哉中(手前)=撮影・堀内翔
 アイスダンスフリーで情熱的な演技を披露する村元哉中、高橋大輔組(撮影・堀内翔)
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 「フィギュアスケート・NHK杯」(13日、代々木第一体育館)

 フリーダンスを終えた村元哉中・高橋大輔組は充実感を漂わせた。得点も小松原美里・尊組を上回り、北京五輪代表争いで1歩リードした形になった。

 高橋は「大きな舞台を終えることができて、一つの自信になった」。村元も「自分たちが練習してきたことを出せた。表現でも昨季より余裕を持ってできた」と語った。

 演技後は、いくつか言葉を交わしていたが、高橋は「よかったね、リフトでちょっとバランスを崩してごめんね」と振り返った。村元も「最後つまづいてごめん」と謝ったという。

 課題ばかりが目立った昨季から、成長を感じられる演技となった。今回の課題を「エッジワークで取りこぼしがあったりとか」、「レベルはとれたのでGOEで(得点を)取れたらなと」(ともに高橋)と、演技の中でもより細密な部分にフォーカスを当てられるようになっている。

 集まったファンの前で拍手を浴びた。村元は「バナータオルなどもたくさん見えた。日本開催での試合ですごいよかったなと感動した」と心を揺さぶられた様子だった。

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