村上茉愛さん「最高の形で引退できて幸せ」今後は「コーチとして選手みたい」引退会見

 体操女子で東京五輪の種目別床運動で日本女子初の銅メダルを獲得し、10月の世界選手権で現役引退した村上茉愛さん(25)=日体ク=が8日、母校の日体大で引退会見を行った。

 会見には黒のスーツ姿で登場。「改めて感謝の気持ちを伝えたかったのでこのような場を作っていただきました。現役中はたくさんの方にお世話になり、支えてもらいました。一人の人間として一から育てていただいたことにとても感謝しています」とあいさつした。

 10月の世界選手権の種目別床運動で金メダルを獲得したあとに現役引退を表明した。「最後は大勢の方に見送られて、最高の形で引退することができてとても幸せです。体操に出会えて良かったと思っています。体操じゃなかったらここまで目標を持って生活してなかった」と競技人生を振り返った。

 今後については「2年ほど前から日本女子体操を強くしたいという思いがある。自分の知っている感覚や考え方を少しでも貢献できれば」と話す。日体大の体操部にはコーチ登録をしており、「今のところはコーチとして、体操競技部の選手たちをみていきたい」と説明した。

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