屋外でフェンシング 日差しで中断 日本選手権初の試み 佐藤希望が2年連続7度目V

 優勝を決め、ガッツポーズをする佐藤希望=ⓒ日本フェンシング協会/竹見脩吾
 女子エペで優勝し、ガッツポーズする佐藤希望
 女子エペ決勝で原田紗希(左)を破り優勝した佐藤希望
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 「フェンシング・全日本選手権」(6日、六本木ヒルズアリーナ)

 史上初の屋外で開催され、女子エペ決勝は東京五輪代表の佐藤希望(大垣共立銀行)が15-8で原田紗希(慶大)を下し、2年連続7度目の優勝を果たした。

 試合中にはアクシデントもあった。開始30秒で佐藤側に日差しが差し込み、一時中断。佐藤のマスクに黒いテープを貼るなどの対策を試みたがテープは外し、ピストを移動して試合が再開された。ただ、その後も機材トラブルで中断。ハプニング続きとなったが、動じることなく勝利した。

 佐藤は「最初まぶしくて、マスクの中が真っ白で見えなくなった。大会の方がすぐに対応してくださったので、その後からまぶしくなく室内のようにしっかり見えて戦うことができたので大会関係者の早い対応に感謝しています」と笑顔。有観客での開催には「お客さんの前で試合ができて本当に幸せです」と感謝した。

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