本田真凜、薄氷も7年連続全日本切符!「私もハラハラ」真央さんとの約束果たす好演

 フリー演技のフィニッシュを決める本田真凜(撮影・堀内翔)
 本田真凜のフリー演技(撮影・堀内翔)
 ジャンプの着氷に失敗する本田真凜(撮影・堀内翔)
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 「フィギュアスケート・東日本選手権」(31日、ダイドードリンコアイスアリーナ)

 女子フリーが行われ、16年世界ジュニア女王の本田真凜(20)=JAL=は、フリー101・65点、合計152・02点で、5位となり、7年連続の全日本選手権出場権を獲得した。

 薄氷ながらも全日本行きを決めた本田は「まずは本当に一言でいうならホッとしてます。まず全日本出場に向けての枠取りの怖さ、難しさを今年改めて思いましたし、自分が悔いのないような思いきった演技ができた。私もハラハラしました」と、ホッとしたような笑顔を浮かべた。

 フリーは18-19年シーズンに使用した「LOVERS」を再演。SP後「自分がやってきたことを信じて、思い切りいければ。次の試合があるように頑張らないと」と話していた本田は、淡い黄色い衣装を身にまとい演技に臨んだ。冒頭の3回転-2回転を着氷。その後、3回転サルコーでの転倒もあったが、後半は立て直し、もの悲しい曲調を表現しながら、落ち着いて滑りきった。

 東京選手権は12位で通過。厳しい現実を突きつけられた。「誰のために、何のために滑っているのかが分からなくなった。昔のように応援してくださっている方はいるのかなという葛藤があった」。精神的に難しい状況の時、支えてくれた人がいた。元世界女王の浅田真央さんから佐藤信夫コーチを通じて連絡があり、助言を受け、一緒に練習をしたという。「プログラムも見てもらって、『本当に素敵』と何度も言ってもらえた。『私も含めて真凜ちゃんを応援している人はたくさんいる。待っている方はたくさんいるから、もっともっとみせてほしい』と」-。

 自身と同じく幼少期から注目を集めながらも、スケート史に残る活躍をみせた偉大な先輩スケーターの言葉を支えに、意地の演技を見せた本田。「全日本に出場すると約束したので、果たせて良かった」と、うなずいた。

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