体操・内村航平「辞めるという選択肢はあんまり」 進退は休養経て判断も

 「体操・世界選手権」(24日、北九州市立総合体育館)

 種目別決勝2日目が行われ、男子鉄棒では内村航平(32)=ジョイカル=と、東京五輪金メダルの橋本大輝(20)=順大=の対決が実現し、橋本が15・066点で銀メダルを獲得した。内村は14・600点の6位でメダルを逃した。

 メダルこそ逃した内村だったが、完璧な着地で生まれ故郷のファンを魅了した。演技後は力強くガッツポーズ。結果については「いや~もうこれ以上ないです。やりきったというのが正直な気持ち。みなさんも結果を期待してくれていたと思うんですけど、まあこんなもんですね。五輪終わって、気持ちを押してあげることできず、いい練習も積めなかったので」とサバサバと振り返ったが、着地については「会心の一撃が出た。今でも衝撃、音を覚えている。バシーンみたいな。本当に久々。リオ五輪の感じを思い出しました」と、胸を張った。

 体操について「相変わらず僕にとっては最高以外ない。やっぱり自分が自分であることを唯一、証明できるもの」とした上で、今後について「08年からずっと日本代表でやってきて休んでないので、まともに。この後、僕の場合は試合がないので、とりあえずゆっくり休んで色んなことを考えたいなと思います。(進退も含めて?)それしかないですよね。みんな気になっていると思うんですけど、引退するかしないか。実際これは僕が別に今決めることではないというか、僕の場合やっぱりそんなに簡単じゃない。続けるにしても辞めるにしてもそうとう考えて決めないといけない。ただ、辞めるという選択肢はあんまり…」と話した。

 「ずっと続けてきたし、辞めるというのもする必要ないかなと。分からないです。今日、ここで結果じゃないものを知れた気がするので。スポーツは結果がすべてと言いましたけど、今日は結果がすべてじゃなかったなと思った。そこの追求はしてみたいなと思う」と、胸中を明かした。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス