本田真凜 現役生活は「大学生が終わるまでかな」残り3シーズン 成績低迷も再起誓う

 フリーで躍動感のある演技を披露する本田真凜(撮影・堀内翔)
 フリーでは淡い黄色の衣装で演技をする本田真凜(撮影・堀内翔)
 フリーで大人びた表情を見せる本田真凛(撮影・堀内翔)
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 「フィギュアスケート・東京選手権」(9日、ダイドードリンコアイスアリーナ)

 女子フリーが行われ、約11カ月ぶりの公式戦となった16年世界ジュニア女王の本田真凜(20)=JAL=は、フリー87・12点、合計点140・70点だった。12位にとどまったが、辛くも11月の東日本選手権(東京)進出を決め、7年連続の全日本選手権切符獲得に望みを繋いだ。妹の望結(17)=プリンスホテル=は23位で2年連続の東日本選手権進出を逃した。

 フリーは18-19年シーズンに使用した「LOVERS」を再演。淡いイエローの衣装に身を包み、滑り出すと、不安定なジャンプが続いたが、転倒はなく、しっとりと演じきった。ただ、技術点は伸ばしきれず「フリーの前はどうなるかなという感じだったので、とりあえずホッとしてます」と、安堵。「2週間後の東日本に向けて、元の構成に戻してしっかり全日本にいけるようにしたい」と、誓った。

 本田真は昨季は10月のこの大会のフリーで間違えてエキシビションの音源を提出してしまい、即興のアドリブ演技で乗り切るという前代未聞のトラブルを経験した。11月の東日本選手権は通過、NHK杯にも出場したが、12月の全日本選手権では直前にめまいの症状を発症し棄権していた。全日本後は今年の3月までジャンプを跳ばず、自身の気持ちと向き合ったという。アイスダンスの靴を購入し、2週間アイスダンスの練習をする中で「改めてスケート楽しいなと思った」。そして「色々考えた上で選手としてアスリートとして頑張りたいなと思った」と、シングルの選手としての再起を決意し、今季を迎えたという。

 現役生活については「大学生が終わるまでしか自分の中ではないかなと思っている」とし、今季を含めてあと3シーズンとなることを示唆した上で「また輝けるように頑張りたい」と、力を込めた。

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