18歳・尾崎野乃香、銅で涙 “慶応レスラー”初戦敗退も挽回「自分を褒めたい」

 「レスリング・世界選手権」(5日、オスロ)

 女子62キロ級で、敗者復活から勝ち上がった18歳の尾崎野乃香(慶大)は3位決定戦でウクライナ選手を破り、銅メダルを獲得した。非五輪階級の55キロ級は、桜井つぐみ(育英大)が決勝でドイツ選手を下して金メダルを獲得。

 尾崎は初の世界選手権で銅メダルを死守し、爪痕を残した。敗者復活戦でベラルーシ選手に競り勝つと、3位決定戦はテクニカルフォールで圧倒。「メダルを獲らずには帰れない。自分のレスリングをすれば必ず世界に通用すると考え、切り替えられたから勝てた」とうなずいた。

 パリ五輪出場を切望する18歳の“慶応レスラー”。前日は初戦でいきなり東京五輪銀メダルで19年世界女王のキルギス選手に挑戦したが、4-6と牙城を崩すことができなかった。「前の自分だったら初戦で強い選手に負けて、(その後)戦い切る力はなかった。悔しいが、気持ちを切り替えて戦えた自分を褒めたい」と涙をこらえて前を向いた。

 次戦は12月の全日本選手権で、東京五輪金メダルの川井友香子(ジャパンビバレッジ)と対戦する可能性もある。大舞台で収穫と課題を手にした尾崎は「また日本に帰って練習して、来年もこの舞台に必ず立って、次は優勝したい」と誓った。

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