照ノ富士に名誉県民証「精進していかねば」 高校時代過ごした鳥取県から

 鳥取県の平井伸治知事は5日、横綱昇進直後の大相撲秋場所で優勝した照ノ富士(29)=伊勢ケ浜=に鳥取県名誉県民証を贈呈した。平井氏はモンゴル語を使って場を和ませると「強い相撲で県民に勇気を与えた」とたたえた。照ノ富士は「これ以上に精進していかねばならない」と応じた。

 贈呈式に併せて、母校である鳥取城北高相撲部後援会も日本刀の目録を贈った。県スポーツ課によると刀は1576年に備前国の刀匠長船祐定によって打たれたという。

 照ノ富士は贈呈式に先立ち、母校も訪れ、相撲部の稽古を視察。「応援してくれている人たちに土俵の上で(感謝の気持ちを)かえすのが力士の仕事だ」と力を込めた。

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